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世界一周せきらら!?日記〜本編〜

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初の自称国家

我らの山像
やってきました自称国家、ナゴルノ・カラバフ共和国。
一応、彼らが俺達は独立国だ!!と主張してビザまで発給してるので1ヶ国としてカウントさせてもらおう。
先を急がないといけない身でありながらなんでこの国に来たかと言うと、上記に書いたとおりビザが欲しかったのと国数稼ぎ(笑)、 あとは「どこだその国?」って言われたかった(笑)
正直、情報ノートにも「たいして面白くない」とか「アルメニアと同じ」とか書いてあったんだけどねぇ〜。 俺の第一印象も「ハッハッハ」って苦笑するしかないかな。
簡単にこの国を解説したんだけど簡単にはいかないのでこちらこちらで確認願いたい。
WiKiではアルメニアも承認していないと書いてあるがアルメニアのみ独立国家として承認している。 だからアルメニアにナゴルノ・カラバフの領事部みたいなのがあってビザがとれ、アルメニアからのみ入国できる。

廃墟となったモスク
まぁアルメニアと一緒だし、物資がアルメニアからしか入らないからかアルメニアより物価が少し高い!!
当然独立宣言をするくらいなんだからアルメニアとは違った彼らの民族意識などがあるんだろうけどたった2日の滞在ではわかる訳もないし。
実はあまり情報がないまま訪問してしまったため彼らの象徴となってるらしいモアイみたいな像とシューシという廃墟の町へ行ってきた。
要は領土の取り合いで戦争してたときにトルコやアゼルバイジャンとかと戦って戦渦に巻き込まれた町らしい。
元々はこの地を治めていたハーンが城塞を築いていたらしく一部城壁も残っていた。
装甲車の残骸
で、その後ロシアの支配下でアルメニア系とムスリム系が住んでいたのをオスマン帝国の支援の下アゼリーが町を占拠、 その後アルメニア人が占領仕返し、とやってるうちに町自体が廃墟と化したらしい。
一旦無人にまでなったらしいけど難民などが移りすみ現在は少しずつ新市街を造営中だった。
結局その廃墟を見に行ったんだけど、特に観光地でもなんでもないので草がぼうぼうに生え本当にタダの廃墟。 あと100年くらいしたら遺跡っぽくなるのかも??
なんか砲弾の痕とか戦争の爪跡的なものが垣間見れるかと思ったけどそれもわからなかった。
ただ、1人の少女が歩み寄ってきて「マネー、マネー!!」と手をだしてきた事に心が痛んだ。 何やってるんだろう俺?って。
単なる野次馬根性だけでやって来た俺が馬鹿に思えてこの地を後にした。 町並み



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