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世界一周せきらら!?日記〜本編〜

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噂の桃源郷フンザ

杏の花
とうとうやってきた桃源郷フンザ。
この名前を知ったのが宮元輝「草原の椅子」という小説だった。 はっきり覚えてないけど誰かと交換した本だと思う。 正直ほとんど本を読まない僕は宮元輝が誰かも知らず移動中に何気なく読んだんだと思う。
内容は覚えてないけどそこに出てきたフンザという村が「最後の桃源郷」であり実在の場所だと知ってすごく興味をもった。
本当はインドからパキスタンに入る予定だったけどインドのパキスタン大使館がビザを発行していなくて諦めていた。 なので中央アジアに飛んだんだよねぇ〜。
でも、キルギスのゲストハウスの情報ノートにキルギスからパキスタンへの行き方、国境でビザがとれると事が書いてあり無性に行きたくなった。
下痢で4週間も無駄にキルギスで過し、早く西へ向いたかったのに無性にフンザに行きたくなった。
せっかく取ったウズベキスタンビザ(入国日指定なので期限切れになる)を無駄にしてでも行きたくなった。
旅のモットーは「急がず回れ」、それじゃ〜いくっしょ!!ってことで。 でも来て良かった!!
これだけ有名で(今はシーズンじゃないんで少なかったけど)観光客も多いけど全然人々が擦れてないんだよね。 子供たちもめちゃくちゃ可愛い!!
8000m級の山々に囲まれ渓谷にはフンザ川が流れその山間に村々があるんだけどこの景色を見てるだけでもいい!! フンザの子供達

フンザの町並み
もちろん多くのトレッカー達が周囲の山々へのトレッキングを楽しんでるだけど僕は軟弱なので日帰りウォーキング程度で(苦笑)
まずはイーグルネストと呼ばれている高台へ。 隣村から2時間ほど坂道を上がった所にあるんだけどここから見下ろすフンザ村の景色が最高!!
近隣の町からも地元民が来ていた。

それから日帰り圏に氷河が見れる場所が何箇所かありそれにもチャレンジ。
片道3時間から4時間。しかも道がわかりにくいらしくガイドと一緒の方が良いらしい(数日前に行った日本人談)。
だけど宿の人や地元の人に聞くと「大丈夫、大丈夫!!1人でも行けるよ」だって。 なので1人でチャレンジ。
案の定、道に迷いまくり。間違って断崖絶壁に出たり、岩をよじ登ったり。
でも何とか氷河の先端まで到着!!
正直ブラックグラシアと呼ばれていて砂まじりの氷河で汚いけど感動したね。 そして何とか綺麗な氷河を探して削り取ったった!!
山頂に降った雪が結晶となり数百年の年月をかけゆっくりと下ってきたこの氷河、と僕は信じている。 何の混じりけのないピュアな氷河、だと思っている。 この氷河で作ったチャイは最高のチャイだった、と思ってる。 ウルタル氷河



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