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世界一周せきらら!?日記〜本編〜

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ささやかな喜び

ボーダーの橋

橋の手前がベトナム、向こうが中国

ハノイから夜行列車に乗り中国との国境の町ノンカイへ向かった。 切符を買う時うまくコミュニケーションがとれずハーフスリーパーという券を買ったんだけど 実際にはちゃんとした寝台だった。ハーフなので座席がリクライニングするのかと思っていたが僕の聞き間違い、 ハードスリーパーだった。中国でいうところの硬臥だった。 とても快適に過せた。
朝8時ごろ列車はノンカイ駅につきバイタクで国境へと向かった。 値段交渉で10000ドン(約55円)といっていたのに到着後、バックパックが重いから20000ドン(約110円)だとぬかしやがる。 最後まで面倒な国だ。余っていた小額紙幣を上乗せして払いバックパックを奪い取った。
すると今度は両替商がやってきた。 実はドミからシングルに引越そうかと余分にお金を下ろしていたので200000ドン(約1100円)余っていた。 中国元への換金額を聞いてみると「50元だ」と言った。 僕は i POD TOUCH のソフトで為替レートがわかるので「実際は70元だ」と画面を見せながら彼に言うとぶつぶつと文句を言っていた。 それを見ていた別の両替商がやって来て「60元だ」といった。僕は実質レートしっているので全く引かなかった。 最後に彼がおれて70元でOKとなった。しかしこれで終わらないのがベトナムだ。
1元紙幣で全てを渡そうとするので僕はそれを断った。10元紙幣と5元紙幣でお願いすると彼は嫌な顔をして文句をいっていた。 そして彼は65元しか僕に渡さなかった。彼は紙幣の数を多くして誤魔化そうとしていたのだろう。 結局65元しか渡さないので取引はお流れになった。 本当、最後の最後まで煩わせる奴らだった。

両替商のおばあちゃん

両替商のおばあちゃんと

無事イミグレを通過し中国へ再入国した。 特に何か大きく変わる訳ではないがなぜだか嬉しくなった。 雨がしとしとと降っていたので最初に見つけたホテルにチェックインした。 ツインの部屋で50元。安くはないがエアコン、TV付きなので悪くない。 あとから町歩きをして20元〜30元ぐらいの安宿をいくつか見つけたがまぁ滞在1日なので気にしなかった。
早速残ったベトナムドンを中国元に換金するため両替商を探しに町へでた。 ベトナムみたいに寄ってこないので見つけるのに苦労したが何とか教えてもらってその場所へ向かった。おばあちゃんだった。 言葉が通じず向こうに行け的な扱われ方をしたが紙幣を出すと理解したらしく早速計算機で金額をたたき出した。 その額なんと70元。無言のまま交渉もなく換金できた。橋の向こう側ではあれだけ嫌な思いをした上結局換金出来なかたのに・・・。
昼に食べた水餃子、夜に食べた焼きそばに砂肝、翌日食べたうどん、そして焼飯。全てが旨かった。 値段も4元(約56円)〜8元(約112円)だった。ビールも3.5元(約49円)〜6元(約84円)だった。 ベトナムから来たからか全てに満足していた。ネット屋で自分のラップトップを繋がしてもらった。 そのネット屋を教えくれたのは美容院の店員だった。 彼は英語が出来なかったがネット屋まで連れていってくれ僕の代わりに説明してくれた。
田舎町だからかも知れないが人の良さに触れ、そして旨くて安い飯に出会いこれからの旅に弾みがつきそうだ。

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