index  ›  diary  ›  episode172

世界一周せきらら!?日記〜本編〜

pref

next


ヨーロッパ最貧国

ジオカストロの町並み
ギリシャのあと東欧を回ってトルコに一旦戻る計画を立てたんだけど全く情報がないので1日ネットで調べてみた。
何人かがブログでこの辺りの旅行記を書いてるけどみな揃って「情報が少ない。」「国境越えが大変だった。」と書いてる。 どうもアルバニアという国が鎖国状態が続いて出遅れているらしい。
そう言えばヨーロッパ最貧国と書いてあった。
とにかくアドリア海を北上すべくギリシャのメテオラからバスでイオアニナと言う所に行きバスを乗り換え国境まで。 アルバニアへ抜けるバスがあるかと僅かながら期待したけど残念ながら国境までしかバスがなく、徒歩で国境を渡った。
まさかヨーロッパで国境を歩いて越えると思ってなかったので何となく笑みがこぼれた。 「ここはアジアかっ!!」とひとり突っ込む。
国境を越えアルバニアに入ると思った通りバスはなし、ぼったりタクシーのみ。
ネットでは20ユーロとか載ってたけど言い値が10ユーロ、ちょっと意表をつかてれたけどケチケチ生活が身に付いた僕は「高い、高い!!」 と知らん顔をするとすぐに5ユーロになった。
正直安くはないが他に選択肢(ヒッチできそうだけど)もないし乗せてもらうことに。 ガイドブックもなければ地図もない、旅人さんが書いてたブログの情報だけでやってきたけど不安がないのは何でだろう?? 僕もバックパッカー旅に慣れたきたのだろうか??
目的地のジオカストロに到着。現地通貨がなかったので銀行へよってもらった。 そして、駄目もとで安いホテルはあるか?って聞いてみると宿まで連れってくれた。 なかなかいいタクシイードライバーだったなぁ。
思ったほど安くなかったけどお湯ガンガン出るしエアコン付き出しWiFiもあったので申し分なし。 ただ全く英語が出来ないので情報を得ることが出来なかったけどf(^^;
早速バッグを置いて町歩き。今回は宿が新市街地だったので旧市街地、そして山の上に建つ城塞へ向った。
山の斜面に沿ってたつ旧市街地は今も普通に人々が生活をしていて全くツーリスティックじゃなくてとてもいい感じ。
僕の旧市街地のイメージは町並みはなんとか当時のまま残ってるもののお土産屋さんやレストランが乱立して騒がしくて残念な気持ちになることが多かったけどここはとても静か。 もちろんカフェやレストランはあるんだけどなんか落ち着きがあるね。
家の作りもこの地方独特なのかな??平たい瓦を積み重ねた屋根がとってもキュート。 ちょっとトッルッリに似てるかも。
山の上に建つ城塞も面白い。 第一次世界大戦で使ってた砲弾やアメリカ軍の偵察機があったり・・・。
なかなかコンパクトでいい感じの町だったけど次の目的地べラートの方がいいらしい。 って事で、1泊だけで翌日ベラートへ向った。 ジオカストロの町並み

ベラートの町並み
ちょっと遅めの朝8時に起き移動の準備。 ネットをしようかと思ったけど何故か繋がらないので9時過ぎにチェックアウトした。
とりあえずバス停的なところに向かいベラート行きのバスを探す。
このバス停的なって表現はここアルバニアにはバスステーション(ターミナル)がない。 何となくバスが集る??乗り合いのミニバスが集る??的な場所で「ひたすら目的のバスが来るのを待つ」しくみ。
実際僕もベラートを連発して人に聞きまくったけど皆ベラート行きはないからどっかの町まで行って乗換えだと言われてたんだけど、 10分程でベラート行きのミニバスが到着。結局みんな良く分かってないみたい(苦笑)
そんな労せずして無事ベラートへ到着。
ベラートの町並み
そうそう、ジオカストロとかベラートとか言ってもわかんないよね? これらはアルベニアの世界遺産がある町で2つで1つの世界遺産。それぞれの旧市街地が世界遺産に登録されてるんだよね。
そして情報どおりベラートの旧市街地もいい感じ。 ここは別名「千の窓を持つ町」と言われていて山の斜面に沿って家々が所狭しと並んで建ってるんだけどそれぞれの家になぜだか窓が5、6個ある。 なので対岸から見ると窓だらけ。
千の窓は言い過ぎかもしれないけどなかなか面白い光景だった。
早速こちらも旧市街の町歩きをしたんだけどジオカストロと同じくまだまだ観光地化されておらず普通に人々が静かに暮らしている。 さすがはヨーロッパ最貧国、なんかラオスを思い出したね。
まだまだ人が掏れてないからかとても優しい!!アジア人に対して興味津々なのもいい!!
結局2つの町ともただ旧市街を歩くだけだったのであっさり終わってしまったけどなかなか良かった。 アルバニアの人々



pref

next