世界一周せきらら!?日記〜本編〜
大失敗
ちょっとポーズをとってみました。
今回も寝台をとったので11間半の移動もあっという間だった。 駅に着くとすぐさま次なる切符を買いに行こうと歩いてるとおばちゃんが「少林、小林」と声をかけてきた。 洛陽は世界遺産、龍門石窟のある町だけど実は少林寺行きのバスが出ているのだ。 ここへやってきた1番の目的はそう、少林寺へ行くためだ。
子供の頃、リー・リンチェ（現ジェット・リー）主演の映画「少林寺」を見て憧れていた。 その少林寺へのお誘いだった。
思わず僕はおばちゃんの誘いに飛びついてしまった。 価格はバスの往復40元（約560円）。 少林寺での滞在時間は6時間ほどとの事だったのですかさず翌日の便を申し込んだ。 その後次なる目的地の電車のチケットも無事購入し「最近の僕はかなり行動力があるなぁ」と得意気になっていたがこれが大失敗だった。（最近このパターンが多い）
翌日早速少林寺へのバス乗り場へ向かった。 市バスが思うように進まず8時の集合時間に3分ほど遅れたがおばちゃん（昨日とは別の人）が「少林、少林」と叫んでいたので僕も「少林、少林」と答えてチケットを見せた。 バスはまだ出発しておらず結局8時半の出発となった。 予定では片道2時間、10頃到着して少林寺を夕方4時頃に出ることになっている。 多少遅れはしたが十分に滞在時間があるので特に気にしてなかった。
ところがこのバス、直接少林寺へは行かず他の観光名所?をめぐりながら向かっているのだ。 二箇所ほど寺を回った（料金別の自由参加）あとバスの中で少林寺を含む共通チケットだといって180元（約2520円）のチケットを買わされた。 ガイドブックには100元（約1400円）と書いてある。多少値上がりしても・・・と思ったが英語が全く通じないので仕方なく従うことに。
やっと少林寺へ着いたかと思って皆に付いて行けどもどこにも少林寺なる文字が出てこない。また別の寺へ来たようだ。 結局、少林寺へはその後昼食を挟んで1時すぎに到着。そして別のチケットを渡された。 そしてそこには100元（約1400円）と書いてあった。
つまり、僕は少林寺と別の観光地をセットにしたチケットを買わされたいたのだ。 僕が買ったバスチケットは単なる送迎のバスではなく中国人向けのツアーだった。 なので中国人ガイドの先導のもと自由に行動も出来ず話も分からず淡々と少林寺見学は終わってしまった。 期待していた武術観賞も観光客向けのもので大したこともなく、「上海雑技団」の方が全然楽しいのではないか（実際は見ていないけど）、と思った。 度重なる修行によって出来たとされる「床のくぼみ」にもあまり感動出来なかった。
残念ながら中国に入って最も落胆した1日となった。
右上の写真が分かりにくいけど「床のくぼみ」。下左からだるまのモデル達磨。歴代僧侶の墓地、塔林。触るとご利益があるという亀。
気を取り直して翌日は世界遺産である龍門石窟へ。
大同で雲崗石窟を見てるのでパスしても良かったんだけど一応世界遺産ということで行ってきた。（目標200箇所だからね） こちらは市バスで片道1元（約14円）。
世界遺産なので入場料は120元（約1680円）と高いが川沿いにあるため、対岸から石窟のほぼ全景が見渡せなかなか写真の撮りがいがあった。 正直、大同で雲崗石窟を見てるのでそんない感動はなかったんだけど・・・。 対岸から見渡せるってのが良かったかな。 あと白居易のお墓もあった。まぁ高校の漢詩に出てきて名前だけしか覚えてないけど。
僕の泊まったホステルの近くではナイトマーケトがあり屋台がずらりと並んでいた。どこもBBQがメインだけどヌードルやご飯物もあり種類が豊富、しかも生ビールがあった。 ベトナムのビアホイと同じような感じだが肴が多いのが僕にとってはありがたい。 (ちょっと小さいけど）串焼き、枝豆、そして何故か内陸部なのに秋刀魚のBBQを肴にグイグイと生ビールを頂いた。
洛陽で一番の場所がこのナイトマーケットの屋台街かな??もう2日ほど居たいと思った。
バンコクで会ったソウダ氏のご要望に応え、その土地で食べた料理を毎回載せることにした。 いずれはB級グルメ特集として専用ページで紹介出来れば・・・と思う。
左上から順に洛陽のビール2.5元（コンビ二価格）、枝豆3元、羊串（小）1本1元、宿で餃子パーティ参加費10元、 うどんみたいな面5元、豚串（中）2本5元、秋刀魚の串5元、焼きそば5元、生ビール3元。