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世界一周せきらら!?日記〜本編〜

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中国国民党残党の村

トラック

ヒッチハイクで捕まえたトラック

チェンライから中国国民党残党と山岳少数民族が暮らす村、メーサローンへやってきた。 チェンライからローカルバスでバンパサンへ、そこからソンテウに乗ってメーサローンのはずがソンテウが出発しない。 運転手に尋ねると8人乗りで人数が集らないと出発しないとのこと。 1人50バーツ×8人で400バーツ、なので400バーツ払えば1人でも出発してくれる。 今のところポーランド人と僕の2人だけだ。つまり1人200バーツづつ払えばメーサローンへ行ってくれるとのこと。 かなりの強気の値段だ。今は閑散期らしくツーリストがあまりいない。多分赤シャツの影響もあるのだろう。 2時間以上待ったが誰も来ない。運転手もダラダラとして動く気配がない。 業を煮やした僕らは200バーツをケチってヒッチハイクすることに。 運よくものの5分足らずで成功。英語はほとんど話せない兄ちゃんだったがOKOKと、とても親切だった。 以前マレーシアでヒッチハイクをしたけど駄目だった。 道行くドライバーは無視するか苦笑いを浮かべれて「駄目駄目」と手を振るだけだった。 なのですごく気分が高揚した。 お陰でチェンマイからメーサロンまでローカルバスの25バーツで来れた。
バンパサンからの道のりは曲がりくねった上り道で山は緑に囲まれすごく綺麗だった。 チェンライからいったラフ族の山とは違っていた。ラフ族の山が汚い言う訳ではない。 ありのままの自然という訳でもなく、かといって観光地として整備されているのではなく、きちんと手入されているといった感じだった。 とにかくとても綺麗だと感じた。 白いガードレール、黄色の中央ライン、黒のアスファルト、緑に囲まれ曲がりくねった山道を駆け上がる車のかなでふとここは六甲山ではないか思った。 とても景色が似ていると思った。なんだか六甲山の展望台にドライブに出かけているみたいだった。 別にホームシックでもあるまいし。
メーサローンの山々

緑に囲まれた山はとても綺麗だった。畑もちゃんと手入されていてちゃんとタイ政府の援助に頼らず自立しているよだった

ここでは特にすることがなかった。ただ中国国民党の残党が見たかった、というか触れ合いたかった。 実は中国国民党の残党と台湾人と重ねて見ていた。と言うのも台湾に行った人はみな口を揃えて「良かった」と言っていたからだ。 とても親日で日本人を見るとすぐ声をかけてくるとか。日本語を話せる人も多らしい。 とは言ってもここの民族は蒋介石とともに台湾に逃れることが出来ずにタイに逃れてきたのだ。 そして今は立派なタイ人である。台湾とは違う。挨拶ぐらいの日本語を話す人はいるがまともに日本語を話す人はいない。 当たり前のことだが行ってみて初めて気がついた。
あとは山岳少数民族の村でも訪れようかと思ったけれども、チェンライでラフ族の村を訪れた所だし、 手持ちのバーツ残高を考えて徒歩圏内で出来ることをすることにした。まぁ近場にもアカ族などの村も点在していたし徒歩でもいけそうだった。
しかしアカ族の村を訪れたところ本当にのんびりと暮らしている村らしく、土産物屋のない本当の村だった。 つまり観光用に造られた村ではないのだ。 子供と戯れようと近づいたら「知らないおじさんが来た」と鳴きだす始末。誰も絡んでこないのでろくに写真も撮れなかった。
しかも山あいのせいなのか雨季が近づきつつあるのか滞在期間中毎日スコールが降った。1日3回の日もあった。旅人にはあまり嬉しくはない。 これは先を急げというお告げなのだろう。そろそろタイを出る時期なのだ。
1泊50バーツという激安の宿に泊まっていたのでもう1泊とも考えたが雨のお告げを信じて僕はメーサローンを後にした。 賑わいをみせる朝市

村で取れた野菜などを売買して生計を立ててるようだ。アカ族以外は特徴がわかならいので普通にみえちゃうなぁ〜


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